年金を担保にお金を貸す事を唯一認められている年金担保貸付事業
年金を担保にしてお金を借りれるのは、独立行政法人福祉医療機構の年金担保貸付事業です。唯一認められている機関なんで、広告などで年金を担保にお金を貸しますという怪しい業者もいるので気をつけないといけません。
どのような方が対象になっているのか?
借りれる人は、もちろん厚生年金や国民年金などの支払いを受けている人が対象です。仕組みは、年金を受給している権利を担保としているのです。
どれくらい借りれるの?
借りれるお金は、

10万円から250万
で1年間にもらっている年金額の1.2倍以内と決まっています。
返済の方法は?
返済の方法は、
- 受給予定の年金の全部を返済に充てる「満額返済」
- 毎回もらう年金の一部を返済にまわす「定額返済」
とがあるようです。ここで注意点ですが、定額返済の場合の借りれるお金は、返済金額の12倍の金額しかお金を借りれません。返済が始まるのは、貸付日の翌々月以降になります。
気になる金利はどうですか?
さらに、金利についてですが、年金担保貸付の融資利率は、固定金利で年利2.6%(平成20年4月1日改定)となっています。数年ごとに金利が変わるので、借入を申し込む時に確認が必要です。
連帯保証人が必要なので用意できない場合は年金融資福祉サービス協会へ
お金を借りるときに必ず必要となるのが連帯保証人です。ですが連帯保証人をお願いする人がいない場合には、信用保証機関(財)年金融資福祉サービス協会に保証料を支払い、信用保証を利用することができます。
これは、学生の授業料を借りる日本育英会などでも導入されていますね。保証料は1万円の貸付あたり16円50銭(月額)です。いずれにしても、無理のない範囲での貸し付けをしたいものです。